Adamovic Red Mallee Burl Halo 5string
2017.02.09 Thursday
ご注文頂きましたAdamovicをご紹介させて頂きます。
グレードが高く非常に美しいRed Mallee Burlをトップ材、PUカバー、木製ノブに使用し、
Bloodwood指板で赤に統一しました。
赤系の指板といえばこのBloodwoodとAfrican Padoukがありますが、両者の音色はかなり違っており、
Bloodwoodの方が高音が美しくキラキラしており、African Padoukの方はコンプレスされています。
どちらも魅力的な材ですが、汎用性でいえばこちらのBloodwoodの方でしょうか。
また、Bloodwoodの方が失せてしまい易い赤系の色が持続します。
ボディー材は最近入荷量が多く、製作者のAdamovicもYellow Poplarと並んで好みの材だと言っていたLimbaです。
この材は長いスケールの方がよりクリアーな響きになり、このHaloも35"スケールを採用しています。
ネックコンビネーションはAsh / Guariuba / Maple 5Pで、35"スケール、Limbaボディー、このネックコンビネーションは、
昨日入荷したSaturnと同じ組み合わせで強烈な力強さを持っていましたので、このHaloも同様の音色になるでしょうね。
ご依頼を受けてBassbarとRampbarのマウント位置の違いを比較したのですが、
Rampbarの方がフロントPUが若干リア寄りに、リアPUはかなりフロント寄りにマウントされていました。
各PUの距離は、Rampbarの方が狭かったです。
(RampbarはひとつのPUに見えますが、木製カバーの中にはふたつのPUが入っています。)
写真から比較したので正確な数値は分かりませんが、フロントPUで1cm、リアPUで2cmは中央に寄ってそうです。
Adamovicは24フレットより少ないフレット数のオーダーを受けていないので、
(プロトタイプを製作して実験したところ、24フレット以上の方がAdamovicらしいという判断でした)
指板エンドとフロントPUの間の距離が狭くなりプラッキングしにくいという意見を頂いた事がありますが、
Rampbarを選択頂くと若干ですがスペースを広げる事が出来ます。
プリアンプはGlockenklangの3バンドを使用します。
アクティブとパッシブであまり音量差、音色の差が少ないプリアンプで、パッシブ時にトレブルコントロールが
パッシブトーンとして使えますので、機能面でも扱い易いです。