Adamovic Holly Halo 6string 入荷致しました
2017.12.18 Monday
ご注文頂いていましたHaloが入荷致しましたのでご紹介させて頂きます。
AdamovicがHollyを使い始めたのは数年前で、Adamovicとしては比較的新しい木材です。
Hollyは今までの仕入れ先ではなく、某有名メーカーと同じ仕入れ先のようです。
他の材と違い、木材の選定は仕入れ先任せになるようで、先に現物を確認する事が出来ませんが、
Adamovicはグレードの高いHollyだけを指定しており、今回も非常に美しい材が使用されています。
塗りつぶし塗装ではなく木材の自然な色なので、よく見ると薄ら杢目がありますし、
経年で色が変化していきます。
一見ソリッドボディーに見えますが、サウンドホール無しのホローボディーです。
この仕様は過去に数本入荷していますが、日本のお客様のオーダーから始まりました。
一部では、AdamovicのMahoganyは光ると評判ですが、今回のMahoganyも光っています。
表より裏の方が派手なぐらいです(笑)
Mahoganyホローボディーは軽量に仕上がる傾向にあり、このHaloも3.7kgと軽量です。
35"スケールとナロー17mmピッチの組み合わせは恐らく今回が初めてだと思いますが、かなり印象が良かったです。
33"スケールの短い指板の面積を増やすワイドピッチの組み合わせの逆パターンと言えるかも知れませんが、
長いスケールをあまり感じさせない演奏性の高さと35"スケールらしい余裕のある低音が組み合わされます。
Adamovicの33"スケールのLow-B線は、実用充分な程の力強さがありますが、物理的な長さの違いからくる
35"スケールの余裕はやはり違いがあると感じます。ラフにピッキングしても追従してくれます。
それは低音が出ている出ていないという話ではなく、車で例えるなら時速100km出すのに
アクセルを全開まで踏み込まないといけない車と、軽く踏んだだけで数十秒で100kmに到達する車との違いでしょうか。
この組み合わせは、今後も取り入れて行きたいと考えていますし、
otf10周年モデルのSaturnもこの組み合わせでオーダーを入れています。