スタビライズドウッドに関するAdamovicの考え

2019.02.18 Monday

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    最近、毎日のようにAdamovicとスタビライズドウッドに関してやり取りを行っています。

    Adamovicの新しいオプションなので、理解を深めたいと考えています。

    ここに記載している事は、他のビルダーの考え方とは違うかも知れませんが、

    木材の音色と同じでAdamovicの考えですのでご理解下さい。

     

    Adamovicが最初にスタビライズドウッドを試したのは10年近く前になるそうです。

    入手可能なスタビライズドウッドを全て試したところ、それらはレジンによって完全に固められており、

    かなり重く音も悪かったようです。

     

    それらはナイフの柄等に使用する為に湿気対策としてレジンで固められていた物でした。

    ひと口にスタビライズドウッドといっても、用途によって選ぶ材は違うようです。

     

    現在は市販品ではなく、自分で木材をスタビライズドウッド化しており、上記の物に比べるとレジンの量が少なく

    (具体的な数値の連絡は来ていますが、現時点でAdamovicの公式発表はされていないのでここでも伏せます)

    完全に固めるというよりは、オイルフィニッシュで仕上げられない柔らかい材をその名の通り安定させ、

    着色する事を目的としているようです。着色無しのクリアーも可能です。

     

    確かに過去に入荷したSaturnのスタビライズドウッドは、以前友人に見せて頂いた電子タバコで使われていた物と比べると、

    オイルフィニッシュの木材に近い質感に感じました。

     

    スタビライズドウッドを指板に使う事とマルチカラーはやってみたいが、

    検証が必要なのでいつになるかは分からないとの事でした。

     

    経年変化に関してですが、オイルフィニッシュの木材と比べると変色の進行は遅く、

    使用しているレジンは非常に耐久性があり、木材の表面に皮膜を作らないのでクラックなどの劣化は無いだろうとの事でした。

    木材に浸透しているレジンが割れる等の劣化も考えにくいそうです。

     

    最初に試したスタビライズドウッドに比べるとAdamovicのは軽量ではありますが、

    それでも一般的な木材よりも重いので、トップ材とインレイ等での使用しか現時点では考えておらず、

    ボディー材には使用出来ないとの事です。

     

    スタビライズドウッドのメリットのひとつとして、オイルフィニッシュと同様に研磨が可能な点です。

    一般的な塗装と違い色が完全に木材に浸透していますので、研磨を行っても色が剥がれる事はありません。

    傷などのリタッチがやりやすいです。

     

    ですが、塗りつぶしの塗装と違い、木材の部分によっては浸透出来ないところもあり、

    色が入らないヶ所が生まれます。

    そして、全ての木材をスタビライズドウッド化する事は出来ないようです。

     

    今後も引き続き情報が入りましたら、ここに追記していきたいと思います。

     

     

     

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