Adamovic純正弦が入荷致しました
2020.03.26 Thursday
SITがOEMを行うAdamovic純正弦が入荷致しました。
Adamovicがゲージを指定したカスタムセットです。
早速デモ機のSuper Nova5弦に張ってみました。
この楽器は重低音がズンズン出るというよりも高音が美しい楽器ですのでHi-C仕様にして、
.100、.080、.060、.040、.030というライトゲージを張ってギターライクに使用していました。
以前はHi-Cが更に細い.028を使っていましたが、Adamovicエンドーサーの細谷紀彰さんが
.030をお使いで好感触との事だったので試しに張ってみると他の弦との繋がりが良くなったので.030を使うようになりました。
この楽器は33"スケールで裏通しのオプションを追加していないので、弦の太い部分がポストに巻かれる事になり
張る時に気を遣ったり芯線の細い弦ですと張っている途中で折れたりする事がありますが、
純正弦は全く問題なく特に気を遣う事もなくレギューラースケールの楽器にレギュラースケール用の弦を使った時の様に
スムーズに張る事が出来ました。
Adamovic純正弦は、G線以外は一般的なレギューラーゲージよりも若干太めな
.106、.086、.066、.045、.032で構成されています。
(Low-Bは.128です)
Adamovicの楽器の音色を想像して頂いた時に、バキバキブライトでドンシャリという印象は無いと思いますが、
この弦も張りたてから落ち着いた音色で、やや太めのゲージ設定が効果的に感じる低音の押し出しの強さを感じました。
Adamovicが選んだ「らしい」弦だなと思いました。
各弦の繋がりもよく、どこかの弦だけ突出しているあるいは引っ込んでいるという事もありません。
Adamovicユーザーはもちろん、他のメーカーのユーザーの方にも試して頂きたいです。