Adamovic 新しい仕上げ方法

2014.08.29 Friday

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    Adamovicでは新しい仕上げ方法を模索しており、
    現時点では仮称として「ゼロビルドアップフィニッシュ」と呼んでいます。

    この方法は全ての木材に使用可能ですが、木材を補強する事が可能なので、
    今まで柔らかくてハードフィニッシュ必須だった木材に施す事により、
    最終工程をオイルフィニッシュで終える事が出来きます。

    例えばRedwoodですが、Rootと呼ばれる根元の部分は以前からオイルフィニッシュが可能でしたが、
    それ以外のBurlやFlameが入ったRedwoodは、サテンフィニッシュ等のハードフィニッシュ必須でした。
    ですがこの行程を加える事により、Root以外のRedwoodでもオイルフィニッシュが可能となりました。

    Redwoodの他にもAmboyna Burl、Poplar、Maple、Alder、Mahogany、Swamp Ash等、
    比較的柔らかい材に有効で、Maple指板の塗装の代わりにも使えるとの事でした。

    逆に元々硬質なEbony、Zolernia、Pau Ferro等にはあまり合わないと考えているようです。

    柔らかすぎる脆いBuckeye Burl、Spalted Maple、Spalted Elmの様な材には、
    この方法では保護が不十分で、やはりハードフィニッシュが必須のようです。

    SpaltedでもPoplarは以前からオイルフィニッシュで仕上げていましたが、
    「ゼロビルドアップフィニッシュ」で補強する事でより良くなるようです。

    どうしてこのような方法を模索し始めたかといいますと、
    今まで外注に出していたハードフィニッシュをなるべく減らして、自分で最終工程まで行う為のようです。

    Adamovicの工房に大がかりな塗装ブースは設置出来ないので、今までサテンフィニッシュは外注に出していましたが、
    外注に出す事により高額なオプションとなり、外注先の予定により納期が遅れたり、
    仕上がりに納得いかなくてやり直させたりという事をやっていたようで、
    それらの問題を解消して更なる品質向上させる為です。

    有効に使える材の判定をする為、現在も色んな材で実験を繰り返しているとの事なので、
    最終的には多くの材で利用可能な仕上げ方法になると思います。

    この方法とは別ですが、現在Saturnでのみ選択可能なカラーサテンに関しても、
    外注に出さず自分で木目を着色してオイルフィニッシュで仕上げる方法を模索しているようです。
    現状に満足せず常に実験、改良を重ねているAdamovicの進化はまだまだ止まらないと感じます。