Adamovic Two Tone Spalted Padouk Halo 5string 完成
2016.07.25 Monday
AdamovicにオーダーしていましたHaloが完成しました。
こちらは入荷次第、名古屋のGRACIAS様に出荷致しますので、お問い合わせはGRACIAS様までお願い致します。
今週中に他にも数本が完成予定ですので、完成致しましたら当ブログでご案内させて頂きます。
やはり目を惹くのは、トップ材のAfrican Padoukでサップと呼ばれている白い部分を使用し、
赤い部分とのコントラストが特徴的です。
PUカバーを合わせているのもオシャレですね。
木材ノブを合わせずあえてEbonyにしているのも重厚感が出て良いです。
この2色のPadoukは以前からリクエストしていたのですがなかなか入手出来ず、
ほとんど白い部分の材しか在庫になかったので念願のといった思いです。
指板材もトップ材と合わせてAfrica Padoukを使用しており、
この材を指板材に使用すると高音がコンプレスされウォームな音色を持っています。
ルックスが近い色合いのBloodwood指板はブライトでオープンな音色を持っていますので、
性格は正反対と言っていいでしょう。
今回のAfrica Padoukは、Birdseye Mapleで見られる様な珍しい杢目を持ったレアな材です。
以前は大量の材を確保していたのでサウンドレイヤーでも使用可能でしたが、
木材の減少により現在は指板のみで使用出来る材になってしまいました。
もしかすると数年後には、Solomon Padoukの様に使用不可の材になるかも知れませんね。
ボディー材の構成はAfrica Padoukトップ、Ebonyサウンドレイヤー、Limbaボディーなので、
ブロックインレイも同じ様にAfrica Padouk指板にLimbaブロックインレイ、Ebonyで周囲を囲んでいます。
写真では分かりにくいですが、指板サイドにEbonyバインディングが入っています。
蓄光タイプのLumilayサイドドットを使用していますので、暗いステージでも視認性が高いです。
LimbaはKorinaとも呼ばれている材ですが、短いスケールよりも長いスケールを採用した方がクリアーさが増すとの事ですので、
今回も35"スケールと組み合わせており、過去に入荷したLimbaボディーの多くは35"スケールで製作しています。
ネックコンビネーションはMaple / Wenge 5Pで、Adamovicで最もオーソドックスで人気のあるネック材です。
ヘッドはもちろんマッチングヘッドです。
プリアンプはEastの3バンドを搭載しています。
このプリアンプは、キャビティー内のセッティングで幅広いサウンドメイキングが可能です。
EQがセンタークリックの位置でも若干ですがローミッドが増す印象で、この辺りの音の太さを好まれる方もいらっしゃいます。
まもなく出荷されますので、入荷致しましたら再度当ブログでご案内させて頂きます。